眼鏡店の枠を超えて、新しい発見に出会える「OPTICAL YABUUCHI」

特集No.11福島

2019.07.09

眼鏡店の枠を超えて、新しい発見に出会える
「OPTICAL YABUUCHI」

アンティークな家具やタイプライター、足踏みミシンなどが所々に置かれ、まるでおしゃれなカフェのような店内。「古くて味のあるものが好きなんです」と話すのは「OPTICAL YABUUCHI(オプティカルヤブウチ)」の5代目・藪内義久さん。同店は1872年に時計店として創業し、現在は眼鏡の販売・制作を行う老舗です。

「商品や内装を変えたり、イベントを実施して、何度も訪れたくなる店を目指しています」と語る藪内さんは、金属を一切使わずにオールウッドで手作りするオリジナルフレーム「COYA(コウヤ)」も手掛けています。「大量生産ではないハンドメイドに価値があると思っています。木は一本一本クセが違うため、人間にしか扱うことができません。使い込むことで変化する風合いを楽しんでほしいですね」。

藪内さんは店を継ぐに当たり「若い人に〝福島って、かっこいい〞と思ってほしい」と同店が入る三階建てビルをプロデュース。「アートやカルチャーなど、ライフスタイルを提案できるような場所に」と、テナントに同じ価値観を持つ人々を集め、現在では食堂、レコードショップ、ギャラリーなどが入居する人気のスポットになりました。「最近、このビルや通りにお店を出したいと相談されることが多くなりました。実際に新しいお店がオープンしていますし、みんなで協力して、もっと多くの出会いが生まれる場所にしたいです」と藪内さん。眼鏡店の枠を超えて、福島の未来を見据えています。

OPTICAL YABUUCHI 代表取締役 藪内 義久さん

OPTICAL YABUUCHI
代表取締役 藪内 義久さん

OPTICAL YABUUCHI

東北自動車道福島西ICから車で約15分
住所
福島県福島市大町9-21 MAP
電話
024-522-2659
営業時間
10:00 ~ 19:00
定休日
火曜日
駐車場
敷地内の駐車場(1台)及び周辺のコインパーキング
WEB
http://www.eye-y.com/

OPTICAL YABUUCHI

販売の際には徹底したヒアリングを実施し、一人ひとりの暮らしにあった眼鏡を提案。また、ハンドメイドの価値ある一品を集めた雑貨コーナーを併設。隣接の芝生などで開催される、イベントも見逃せません。

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