2019.06.25
キューブ型のアロマ石鹸が大人気
「三陸石鹸工房 KURIYA」
一見、スイーツのように見えるキューブ。実は石鹸なんです。それもただの石鹸ではありません。石巻市で無農薬栽培されているササニシキの米ぬかや秋保ワイナリーのワインなど、宮城県の自然素材を使って手作りされるアロマ石鹸です。作っているのは女川町にある「三陸石鹸工房KURIYA」。福岡県出身の店主・厨勝義さんが工房を開いたのは、復興支援がきっかけでした。「南三陸町で活動していた際に気仙沼で石鹸作りのワークショップがあったのですが、参加者の本気度がすごかったんです」。
その様子が強く印象に残ったという厨さんですが、自ら工房を立ち上げようとは考えていませんでした。「自分で石鹸作りすることを決めたのは、若者が地域に残るようなビジネスが必要だと考え、創業支援をしていたときでした。ふと気仙沼での体験 を思い出したんです」。
厨さんは復興支援を続けながら石鹸作りを学び、研究と試作を重ねました。そして完成した石鹸をボランティアの方々にお礼として配布したところ、大変喜ばれ、売って欲しいという声が寄せられました。
「自分ではピンときてなかったのですが、SNSに石鹸をアップすると〝かわいい!〞と多くの人にシェアされました」
その後、2015年には女川の仮設商店街「きぼうのかね」に移転、2016年末に現在の店舗に移りました。「この土地らしい素材で作り続けることが大切」と厨さん。心が弾むこの季節、小さな港町に春色探しの旅に出かけませんか。
三陸石鹸工房 KURIYA 店主 厨 勝義さん
三陸石鹸工房 KURIYA
- 三陸自動車道石巻女川ICから車で約25分
- 住所
- 宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原1番地34 シーパルピア女川ハマテラス-8 MAP
- 電話
- 0225-25-7191
- 営業時間
- 10:00 ~ 17:00
- 定休日
- 水曜日
- 駐車場
- 50台
- WEB
- https://i-local.jp/
植物油や精油など安全安心の素材でアロマ石鹸を手作りできるワークショップを開催している。「春休みは親子で参加される方も多いですね」と厨さん。ワークショップの予約や詳細についてはお店のfacebook、電話、メールでご確認を。