2018.05.31
創業110年。老舗製氷店の
5代目が手がける「かき氷」
夏には一日1,000人を超える人が山形県内外から訪れるという、かき氷専門店「Icecafe' 弘水 - KOSUI -」。手がけているのは県内でも数少ない製氷会社「赤塚製氷」です。創業は明治41年。かつては製氷池に水を張り、自然の力だけで氷を作っていた老舗です。同店は元々、赤塚製氷が敷地内のプレハブ小屋で販売していたかき氷が評判を呼び、行列ができるようになったため、2015年にオープンしました。
「製氷と氷の削り方、シロップにこだわっています」と語るのは、赤塚製氷の5代目としてお店を運営する赤塚弘行さん。48時間かけて、ゆっくりと丁寧に作る純氷は無機質で透明。冷やしすぎずに保管することで、溶けにくく、ふわふわの柔らかい食感を生み出しています。さらに、食べ進める時間を考慮して、かき氷の上部と下部で氷の削り方を変えるこだわりようは製氷会社ならではです。
シロップについて赤塚さんは「山形はフルーツ王国なので素材は豊富です。地域の果物や野菜をできる限り使用しています」と話します。メニューは季節ごとにラ・フランスや佐藤錦など地域ならではの素材が登場。旬のおいしさを存分に堪能できるシロップの味わいは、まさに贅沢そのものです。
「夏はもちろん、一年中おいしく食べられるかき氷を目指しています」と挑戦を続ける赤塚さん。今年の夏は歴史ある製氷店が作る、新しいかき氷を楽しんでみてはいかがでしょうか。
赤塚製氷 専務取締役 赤塚弘行さん
Ice cafe' 弘水 -KOSUI-
- 東北中央自動車道天童ICから車で約10分
- 住所
- 山形県天童市東本町3-6-39 MAP
- 電話
- 023-651-3639
- 営業時間
- 平日10:30 ~ 16:30、土日祝10:00 ~ 17:00
- 定休日
- 火曜日
- 駐車場
- 無料、30台
- WEB
- http://www.akatuka-ice.com/enjoy_ice/
旬の果実や野菜で作るシロップは常時10種類ほどラインナップ。月に1種類のペースで新メニューも登場するので、一年を通して新たな味わいに出合えます。