2018.04.26
創業93年。弘前で愛される
「Boulangerie ishita- 石田パン」
1925年創業、青森県初のパン屋といわれる「Boulangerieishita - 石田パン」。洋館や教会など〝ハイカラ〞な薫り漂う弘前市街の当地でパン文化を築いてきました。お店の4代目として、手際よくパンを焼き上げるのは石田健郎さん。東京で9年間修業した後、2013年にお店をリニューアルしました。コンセプトは〝パリの街中にあるような店〝。奥様の杏奈さんにお話を伺いました。
「以前、フランスを主人と旅行した際、本場のパンに魅せられ、パリで日常的に食べられているおいしさを広めていけたらと思うようになりました。実際にフランスパンやバゲットなどは発酵時間や素材の成分・割合まで現地のレシピに忠実に作っています」
リニューアル後、意外だったというのが昔から通うお客さんにも本場のメニューが好評だったこと。「弘前には洋食文化が根付いていて、洋食に馴染みのある人が多かったんです。新しいパンも、すぐ〝おいしい〞と言っていただけました」。
お店では季節ごとに旬の素材を使用したパンも用意されるそう。「弘前は桜のまちなので、春には特製の〝弘前桜あんぱん〞や〝桜フランスパン〞が登場します」と杏奈さん。おいしいパンをお供にお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。