2018.01.16
400年の伝統と新しい感性が織りなす
「会津木綿」
雄大な飯豊山を望む、美しい田園風景の一角に「
藩主・蒲生氏の奨励の下、木綿づくりが盛んだった会津。着心地と耐久性に優れた「会津木綿」は農作業着として愛されていました。IIE Lab.がある青木地区では、水害対策に栽培していた藍を用いた会津青木木綿が生産されていましたが、次第に生産量は減少し、ついに30年前に姿を消しました。その会津青木木綿を復活させたのがIIE Lab.です。
機械は地域に眠っていた豊田式織機を数年かけて修復し、現在は4台が稼働しています。
「この織機は地域の宝として大切に守りたい」と話すスタッフの千葉崇さんは、以前、会津青木木綿を織っていた職人さんに「やっとバトンを渡せた」と言われたそうです。
「地元の魅力を伝えたいと考えたとき、最も可能性を感じたのが会津木綿でした。守る部分は守りつつ、現代らしい会津木綿を提案していきたい。そして、若い人に“使いながら育てる”良さを感じてほしい」と今後を語る、代表の谷津拓郎さん。長い歴史の中で引き継がれてきたバトンを胸に、未来へ向けて走り続けます。
代表 谷津拓郎さん
スタッフ 千葉崇さん
IIE Lab.
- 磐越自動車道会津若松ICから車で約15分
- 住所
- 福島県河沼郡会津坂下町大字青木字宮田205MAP
- 電話
- 0242-23-7808
- 営業時間
- 11:00~17:00
- 定休日
- 火曜日・水曜日
- 駐車場
- 無料8台
- WEB
- http://iie-aizu.jp
IIE Lab.でしか手に入らない会津木綿の商品や、くるみボタンのガチャガチャが並びます。貴重な豊田式織機の展示や作業風景も見学できます。