2017.02.10
本州一厳寒の地で楽しむ
「岩洞湖のワカサギ」
白銀の世界に浮かぶ色とりどりのテント。テント内ではワカサギ釣りを楽しむ人たち。マイナス20℃に達することもあるという厳寒の地・岩洞湖では、毎年1月中旬になるとこうした光景があちらこちらで広がります。
岩洞湖では毎年2億個のワカサギの受精卵を放流しています。「これまでは受精させてすぐ湖に戻していたのですが、ふ化率は低く、安定した数量を確保するのに苦労してきました。そこで一昨年から水槽で受精卵を管理し、ふ化した魚を放流するようにしたところ、ふ化率は9割まで上昇しました」と話すのは、岩洞湖漁業組合の佐々木逸人さん。その成果が少しずつ見え始め、昨年は300匹以上の釣果を上げている人も多く見られたそうです。
「水質に恵まれた場所なので、岩洞湖のワカサギは苦味がなく甘くておいしいです。天ぷらや唐揚げのほかに、3枚におろして刺身にして食べるとその甘さを充分に楽しめます。岩洞湖レストハウスでは日釣券を購入された方に釣ったワカサギを天ぷらにするサービスを行っているので、ぜひ新鮮なワカサギを味わってほしいです」と佐々木さん。なだらかな丘陵と白樺に囲まれた湖の氷上で、冬の贅を満喫してみませんか。
岩洞湖漁業組合
佐々木逸人さん
岩洞湖ワカサギ釣り
- 東北自動車道盛岡ICから車で約1時間
- 住所
- 岩手県盛岡市玉山区薮川字外山288-2MAP
- 電話
- 019-681-5777(岩洞湖漁業組合)
019-681-5039(岩洞湖レストハウス) - 期間
- 氷上ワカサギ釣り期間:1月中旬~3月下旬(天候により変動あり)
- 料金
- 日釣券:大人600 円、中学生300 円、小学生以下無料
- WEB
- http://ameblo.jp/0409-1977/
岩洞湖
湖岸線の総延長約40kmという広さを誇る岩洞湖。ワカサギ釣りの名所として県内外から多くの釣り人が訪れています。